クリスマス会 その①
11月から子どもたちと計画し準備を進めてきたクリスマス会。
これまでは大人が設定した「クラブ」に希望者が所属し、大人を中心に発表の準備をしていましたが、今年度は、大人は各クラブへのアドバイスや援助にまわり、子ども達自ら「自分たちの特技・やってみたいこと」を考え、グループを作り、計画をたて準備を行いました。
学芸会のような強制的なものではなく、普段の子どもたちの遊びの発展・展開を意識し声をかけ、クラブの内容も決まり、それぞれ練習に入りました。
今回のクラブを紹介しましょう。
○ダンスクラブ
3年生のダンス。練習も自分たちで相談し、カラフルなサンタ帽子を作ったり楽しそうに準備をしていました。
ダンスの後にはクラッカーを鳴らして「メリークリスマス!」
会を盛り上げてくれました。
○オリジナルのクリスマスソングクラブ
歌をうたいたいと結成されましたが、準備が始まってびっくり!
なんと、自分たちで作詞作曲をしていたのです『クリスマス』という今回にピッタリな曲でした。歌詞もメロディーもきれいで、子どもだけでなく大人も聴き入ってしまいました。
見ている子どもたちからまさかのアンコールも飛び出しました。
が、「それは恥ずかしい」ということで今回はアンコールなし!
また聴かせてもらいたいですね。
○お笑い
TVで人気の あたりまえ体操 を児童館バージョンにアレンジして披露。
「まこ」のぉ~ 反対は 「こま」 だよっ♪
素晴らしい当たり前っぷりでした!ちなみに 「まこ」 というのは私の名前です。
○1・2年生のみのよさこいグループ
3年生のダンスを見て、自分たちもやりたいと発足。練習をしていました。
が、しかし、本番直前にメンバーの2名がまさかの辞退。
そんな危機に登場したのが救世主の郁美先生!
「練習を見てたら覚えてしまったので踊れます!」と。
素晴らしい観察力…拍手です。
一緒に踊った女の子も郁美先生が踊ってくれ嬉しそうでした。
○職員発表
楽しそうに練習している子どもたちを見て、大人も何かやろうと。
ギターとピアノでジョン・レノンの「happy christmas」
いつもは替え歌などを歌っていましたが、まじめに打ち合わせを行い、まじめに歌ってみました。英語の歌詞にも関わらず、聴いてくれた子どもたちに感謝です。
また、今回は表舞台にたつクラブばかりではありません。
クリスマス会当日の館内の飾りつけを考え、準備を進めていく工作好きな3年生の「飾り付け隊」や、人前に立つのは恥ずかしいが絵が得意なので壁に作品を展示する児童、全員が表舞台に立たなくとも、それぞれの個性や気持ちにあった役割を見つけ、クリスマス会に関わっていってもらいたいと思うと同時に、人前にたつばかりでなく、裏方として準備をしてくれる友達がいるんだということも少しでも伝わっていけばと思いました。
飾り付け隊については詳しく児童館ブログの「クリスマス会 その②」のほうで報告させていただきます。
これらの活動はすべて強制ではなく、子ども達それぞれが、それぞれの好きな遊びや得意な活動を好きなペースで準備しました。
もちろん「今年はお客さんとして楽しむ」という児童もいましたよ。
大人は無理なく、そして何よりも「遊びの延長」ということを見失わないよう援助や言葉がけも行い、普段の遊びのように自然に発生し、自然に仲間も増えていくような雰囲気を大事にしました。
各クラブにも途中から仲間に入る児童もおり、全員が同じことができないものは上級生が中心となり、1年生用の振付などを設定し、それぞれに役割分担をしており、4月から比べ子どもたちの関係性も出来上がってきているなと感心させられました。
前半戦はクラブ発表で盛り上がりました。クリスマス会の後半については
児童館ブログ「クリスマス会 その②」で報告させていただきます。